携帯電話屋の内緒話4

前3ページでは携帯屋=怖いことだらけ、みたいなことばかり書いてましたので、今度は楽しいこと(?)を書かねばと思います。

携帯電話屋さんは都心部のどんな大型店でも、スタッフ人数は割と少ないのではと思います。

理由は大きく2つ。 まず、どんなに売れてる店でも一気にお客様が来られる人数には限りがあるということ。

そして、契約処理等で使う端末(Docomoならアラジン、auならパスカルというシステムが搭載され、各契約センターと繋がったPC)の台数に限りがあるということ。

実はこの端末はお金さえ出せばいくらでも増やすことはできるらしいのですが・・・

そんなわけで、とにかく少人数経営のショップ勤務では人間関係がどうしてもディープになりがちだったりします。

とくに平日は割と暇な時間も多いですし、プライベートな話をする機会はたくさんあります。

毎日ほぼ同じメンバーで仕事をしていると、同性異性に関わらず、好きとか嫌いとか、うっとーしいとかイロイロ出てきます。

また、扱っているのが携帯電話ということで、平均年齢は若いです。

年齢的にも20代か30代のスタッフがほとんどだと思います。

たまに他のお店でおじさんを目撃したりするのですが、そういう方はオーナーさんだったりして、常時店頭に立たれる人ではないようです。

契約事項に関して覚えることも多い上に変更も激しく、何よりも商品の入れ替えが速すぎるので、どうしても若い世代のみになってしまうようですね。

この年齢が近い&少人数&長時間ずっと一緒、と3拍子揃っているせいか、正直言って本当に社内恋愛は多いです。

あ、そういう私も元社内恋愛ですが(^-^)

業種も業種ですから、スタッフ間の電話番号の交換やメルアドの交換なんて不自然でも何もありませんし、ちょっとした業務連絡でメールのやりとりすることなんてしょっちゅうです。

メルアドや電話番号を聞かれたところで、「何?私に気があるの?」なんて、まず思いません。

せいぜい、数あるメル友リストに加えられるだけかぁ、と思う程度です。

聞いてくる方だって、何か変わった画像でもあったら送ってあげよう、とか思ってる程度です。

そもそも、電話やメールが嫌いな人はまず勤めようなんて思わない仕事ですからね(笑)

日頃から携帯には慣れてるので、メールがマメな人も多いですし、女子高生並みに絵文字を使いこなす男性上司もたくさん居られました(^-^)

そして、平日の暇な時間や、閉店後にシャッターを下ろした後の締め作業中など、お互いのことをリサーチする時間は十分すぎるほどありますし、サービス業なので勤務が終わるのがどうしても遅い時間になってしまうので、そのまま一緒にご飯に行くことだって、あまり不自然なことではないのかもしれません。

そんな感じで、とにかく社内恋愛は多い職場でした。

同じ店じゃなくても、同じ系列の他店の人とだったりして、とにかく噂はイロイロ聞くことが多かったです。

この噂をイロイロ聞くことが多かったってのは曲者です。

なんせ1日中ずっと同じ面子で仕事をしているわけですから、何気なく自身の恋愛についてしゃべってしまうんでしょうね。

で、気がつけば社内中に噂は回ってるという・・・

電話好き=おしゃべり好きの集まりみたいな業種ですから(^-^)

やっぱりある意味、怖い職場なのかも?