携帯ショップに勤めていて、しみじみと思ったことの一つに、人間って間違って覚えてる言葉って多い。
携帯電話が一般化されて、持ってない人の方が珍しい時代になったのがここ最近のことだからか、うろ覚えで使ってる人や、知らないのに知ってるふりをしてる人が多いことに気付きます。
「パケット」を「バケット」と言う人はたまに居られる程度です。
「圏外(けんがい)」を「えんがい」だと思ってる人は意外と多いです。 なんでしょう?もしや、圏って字は園の旧字体だとか思ってる?
携帯とは関係ありませんが、私の友人に「既婚者(きこんしゃ)」を「がいこんしゃ」と読む子がいます。
多分、既と概が間違ってるんだと思うんですが、あまりに当然のように使用してるので、あえていまだに訂正してあげてません・・・ 訂正した方が良いのかな、やっぱり?
単語の読み違いなんて、かわいいものです。
微笑ましいので、さりげなく訂正させていただくと、大抵のお客様はちょっと照れた顔をされます。
がっ! 間違って覚えておられるせいで、店員側がむっとさせられ、下手するとクレームにだってなりかねることもあります。
携帯会社のそれぞれが似通ったネーミングを付けてくれてるのが一番の原因なのですが・・・
同じようなプリペイド式携帯電話を各社が発売し、それぞれが「ぷりコール」「ぷりペイド」「プリペイド」「プリケー」・・・とバラバラの呼び方。
でも、一般的に有名になってるのがTU-KAのプリケーだったので、お客様は「プリケーちょうだい」と来られます。 それが例え、auやボーダフォンの専門ショップであろうと・・・
ただプリケー頂戴と来店され、ぷりコールやプリペイドを購入されるのは問題はありません。
プリペイド式に間違いはありませんから(笑)
例え、本人だけはプリケーと思って居られようが。
でも、同じようなパターンで「プリケーのカードを頂戴」と来られる方には要注意です。
お客様がおっしゃってる「プリケー」は本当に「プリケー」なのかを確かめなければなりませんっ。
言われるがままにTU-KAの「プリケー」のカードを販売したら、実はauの「ぷりペイド」機種だった、なんてことになる可能性も!
携帯サービスにも名前の違いは多いです。
auやボーダフォンのユーザーさんが”iショット”、”iモード”と平気で使って居られたり、DoCoMoやauユーザーさんが”写メール”とおっしゃったり・・・
DoCoMoショップやauショップでも平気で、「これ、写メールできる?」と聞いて来られたりします。
意味は通じるのですが、店員さんのご機嫌は損ねるかも?
ちなみにDoCoMoはiショット、auの場合はフォトメールでした。
また、年配の方がほとんどですが、携帯電話と自宅の電話の子機を同じ物だと思って居られる方も多かったです。
電話の調子が悪いから一度見て、と持って来られたら、えらくデカイ電話で、よく見たら子機だったってことも(T-T)
あと、電話は持たずに、電池だけ売ってくれと来られ、確認の為にその電話のメーカー名を聞いたら携帯電話では聞いたことも無いようなメーカーで・・・
よくよく確認してみるとやっぱり自宅の子機でした。
年配というよりは中年以降の方でたまに出没すると聞くのが、auショップやボーダフォンショップで、「DoCoMoの携帯ってどれ?」と・・・オイオイ
これって、ロッテリアに入って「マックシェイク下さい」って言ってるもんなんすけどねぇ・・・(苦笑)
郊外の大型のショップでは、派手な看板と店舗の作りからコンビニと間違えて入ってこられる方も・・・
「ここは飴売ってへんの?」って、聞かれた時は思わず答えに詰まりました(>_<)
ほんと、いろんな方が居られましたね(^-^)